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NPO法人 総合芸術支援協会 アートマネジメント講座 カリキュラム

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アートマネジメント講座 カリキュラムCurriculum

当講座のカリキュラムの特長は「実践的なテーマ」です。
単に学問としての域に留まらず、生きた知識として受講生それぞれの環境で応用していただくことを目的としています。

第8期アートマネジメント講座「基礎コース」実施予定科目

【基礎知識】アートマネジメント概論—アートマネジャーの仕事(小林進)

そもそもアートマネジメントとはどのようなものか。1980年代に日本に導入されたこの言葉、独り歩きを始めた。まずはその定義から始めてみたい。 経営学を基礎としながら、国家や地方公共団体の基金、補助金に大きく依存する芸術活動は公共政策の論議を必要とする。まずはアートマネジメントってなに?から話し合ってみましょう。

【劇場論】日本の劇場変遷史-戦後からー(小林進)

劇場を単なる娯楽の殿堂というだけで割り切っていいのだろうか。町や都市を建設する時、まず劇場を建設し、そこを中心に都市空間をつくるという歴史もある。 ギリシヤでは神と人間の交歓の場でもあった。日本では能楽堂という神聖な空間が存在し、その反対に娯楽を見せきることに徹してきた歌舞伎小屋も存在する。 いろいろな面から劇場の幻想空間というものを考えてみたい。

【資金調達】芸術活動の公的助成金、補助金(小林進)

ここでは国家、および地方公共団体の助成金、補助金の現在に触れ、芸術団体の活動を根底で支える資金としてみたらどういう姿をしているのか。 またそれらをいかにしたら調達できるのかという視点に立って話し合ってみましょう。

【舞踊論】芸術論-バレエの歩み-(森龍朗)

わが国で西洋音楽は、國が学校で教育される芸術として扱い普及したが、西洋舞台芸術であるバレエの移入は民間の活動によって広まって行った。 その歴史の中で生じた公演活動の構造的基盤の歪みを是正する唯一の方法として当事者達が望んだのは、国立の劇場付バレエ団の創設であった。だが…。
講義内容は、日本でのバレエ活動小史、そこに見られる変則変形の特異性、教育機関と団活動、外国バレエ団の招聘公演、日本バレエ協会、バレエ協議会、地域連合・ 連盟、国立劇場の開場と新国立劇場バレエ、団とは、バレエ界の現状等。

【公演事業・運営】舞台監督の仕事 —裏方-(田中英世)

まず、そもそも舞台とは何なのでしょう?我々の生活において、舞台芸能・芸術とは本当に必要なのでしょうか?そして、もし舞台が必要な芸術空間として 欠かせない存在ならば、そこに働く人々は、この地球上で特殊生物である人間として、どのような考え、感覚を持って舞台に接するべきなのでしょうか? 基本的に人間の持つ本能が自然に作り上げてきた世界、本能から表現、表現から感性、感性から芸術への変化、その芸術を形態にした物の一つが舞台と云えるでしょう。 現実と空想、光と影、夢の世界を築き上げる必要性が、この殺伐とした現代だからこそ、何か重要な意味を持っているのかもしれません。

【キャリア開発】キャリア形成論(仁田雅士)

芸術に関わる仕事がしたいと望む人と、即戦力を求める企業や団体とのミスマッチが問題視されて久しい。 その解決方法を見つけるヒントのひとつのロールモデルとして、現場から見たキャリア形成について論じます。

【顧客管理】創客と顧客管理(仁田雅士)

舞台に人を集める、というのは舞台に関わる者にとって永遠のテーマです。新規客の開拓、既存顧客のリピート率UP、新しい作品の導入など、パフォーミングアーツの経営戦略について講師の経験談を交えながらともに考えます。

【経営戦略】文化自主事業の広報・プレリリース・顧客管理(杉山倫啓)

文化自主事業の集客に繋がる有効かつ効率的な広報とはどのような業務なのでしょうか。幾多の交渉事をはじめ、関係各所との調査を経て、魅力ある公演を企画しても、 その魅力や製作者の熱意を多くの人々に伝え、興味を抱いていただけなければ集客に結びつきません。また、単なる公演やイベントの告知だけでは、人の心は動きません。 そこで、観客動員に繋がる広報の仕事全般について、具体的な内容(プレスリリース、顧客管理、宣材、行程、予算等)を検証しつつ、また、それぞれの文化施設や 運営団体による広報業務の考え方や捉え方を踏まえながら、文化自主事業の観客動員、いわゆる「興行の成功」に導ける広報手法を探ります。

【マーケティング論】事業計画から実施までの作業工程(杉山倫啓)

公共文化施設の事業計画は、その施設の設置目的を達成するための手段です。また事業計画の立案は、文化施設に対するビジョンと事業領域を把握することから 始まります。特に「地域文化の振興」をはじめ、「文化鑑賞機会の提供」、「情報の提供」等を実現するストーリー展開(事業拡大)を明確にしていきます。 指定管理者公募案件を例に、文化施設の事業計画の構成と作成の留意点を把握し、指定管理者として選定された際の事業計画、実施、作業の広範囲において、検証していきます。

【マーケティング論】民間による地域の芸術活性化事業(小林進)

日本の現状はいわゆる『中央集権』、一極集中である。戦後の効率よい経済発展を目的とした中央統治が未だ是正できない状態にある。 その国のかたちは当然芸術活動にも影響を与えている。『地方』の芸術助成、補助金(公的財源)はもとより、芸術への民間投資も劣悪な状態にある。 そんな逆境の中、『地方』で目覚ましい活動を展開している事例が数件ある。いくつかの事例を取り上げ、『地方』の現状と可能性を議論してみたい。

【営業管理】事業報告書の書き方(宮崎淳)

文化事業の制作業務を円滑に進めるためにはどう工夫すべきなのかを考えます。企画書が表紙ならば報告書は裏表紙といえます。ただの「報告」で終わらせるのではなく、 次の事業へ発展させ、つなげていくための事業報告書を作る必要があります。皆さんが実際に文化事業の責任者になったつもりでドキュメントを作成してみましょう。

【マネジメント論】組織のマネジメントとファシリテーション(薮下亜佐美)

限られたお金と人材でプロジェクトを効果的に進めていくにはどうしたらよいのでしょう。主に、製造業やITプロジェクトの現場などで適用されているプロジェクトマネジメントの手法をヒントに、舞台芸術プロジェクトの経営改善につなげていくための方法を探ります。
また、円滑な人間関係のもと、個人の能力をそれぞれが最大限に発揮し、質の高い仕事ができるような雰囲気作りも大事です。良い組織づくりの助けとなるフレームワークや仕掛けをご紹介いたします。

【実務研究】芸術活動の実務(薮下亜佐美)NEW!

芸術活動の実務において、企画、運営、制作、経理など、マルチなポジションを求められることが非常に多くあります。活動を支えるための実務のノウハウを、事例を交えて学びます。

【事例研究】舞台公演のプロデュース(小林明子)NEW!

舞台公演の企画、運営について「県央地域に舞台芸術を育む会『くるみ割り人形』公演を事例として学びます。また、芸術を地域活性化や文化振興につなげる取り組みについても一緒に考えてみましょう。


実務実習・現場実習

【企画】セミナーの企画、運営(小林進、薮下亜佐美、他)

受講生が主体となって、NPO法人総合芸術支援協会で主催するセミナーの企画、運営を実際に行います。
単にイベントを実施するだけでなく、マーケティングや広報など戦略的な部分も含めて実習します。

論文(レポート)作成

論文(レポート)作成

講師から提示されたテーマに関するレポートを作成していただきます。


※過去の講義実績、および上級コース実施予定科目

【会計・財務管理】芸術活動の経済的ジレンマ(小林進)

赤字は芸術活動にはつきもの。みんなで負担しあってやる活動。これってアマチュアじゃあないの?こんな疑問から話をはじめてみましょうか。 実際あるモダンダンスカンパニーの決算書を見てみましょうか。驚くことばかりです。じゃあどうやってこの赤字を乗り越えて活動を継続しているのだろう?

【劇場論】公立文化施設運営—戦後から現在までの変遷(小林進)

戦後「文化と教育」、あるいは「教育改革」の名のもとに始まった当該施設の管理運営を巡る戦後史にふれてみたい。1980年を境として、劇場機能を持つ 公立文化施設の運営形態が大きく変わった。さらに財政難や運営の硬直化という課題に取り組むため指定管理者制度が導入された。60余年の変遷を追ってみたい。

【経営論】経営学の視点—ビジネス概要(plan・do・see)(小林進)

公演活動という事業—企画から実施にいたるプロセス、また評価—を経営学の視点から見てみようという試みです。ビジネスという視点で捉えてみたらどうなるのか。
また、非営利と商業主義、芸術性とエンターテインメント性、これらを軸に話し合ってみましょう。

【芸術支援】パトロネージュ論(小林進)

「聖徳太子と舞楽」「義満と観阿弥世阿弥父子」「秀吉と利休」「太陽王とバレエ」など、権力に奉仕する芸能という視点から論ずる。 また、「阿国歌舞伎から元禄歌舞伎へ~家元制度~」「エリザベス朝演劇」など、聖から俗への興行という視点から論ずる。

【舞踊論】虚構の時空—つくる・演ずる・観る(森龍朗)

人は、社会の中で現実的なコミュニケイションを誠実に交わす。それと同時に「ウソ」によるコミュニケイションを一方的に提供し合っている。 その姿を観察し、催される会の主催・企画・事務局側、創作者、実演者、そして観客の立場を総合的に確認しながら、パフォマンスへの理解を深めてもらいたい。
講義内容は、創作に携わる者、有言語と非言語コミュニケイション、虚構による伝達術、舞台の時空等の予定。

【劇場論】劇場ビジネス論(小島良太)

ニューヨークのブロードウェイ・ロンドンのウエストエンドと日本のミュージカル・プロデュースシステムの違い。 ブロードウェイの名プロデューサー達。現代のミュージカル上演における各国がかかえる問題などを事例を交えて説明し今後の日本のミュージカル制作の課題をみつめます。

【接客心理学】文化施設での接客 -表方-(前田修)

公演当日の受付・案内業務は、公演窓口の大切な顔であり、終演後お客様に気持ちよく帰っていただけるように真心で接することが大切です。 与えられた仕事だけではなく、ステージ裏と連携しながら常に全体を見渡す力(意識)とその場その場での柔軟な判断力が必要となります。 講義では、ホール入りしてからの細かい具体的な準備作業や、トラブル時の対応、緊急時の対応等についても学びます。チケットもぎり、場内アナウンスにも挑戦してみましょう。

【著作権】著作権について(久保田修二)

今回の講座では、著作権の初歩として、著作権に対する持っておくべき認識、現在著作権が置かれている状況、これからの著作権に対する色々な考え方、 基本的な著作権法の条文、関係する他の法律、関係する多くの団体、関係する多くの会合等について学ぶ。これらを学ぶことによって、表現にかかわる仕事としたとき、 必ず付き合わなければならない著作権に対しての間違いのない入り口を提示する。条文等法律文が主とはなるが、可能な限り平易に説明するとともに、 対処しなければならないであろう諸問題について一緒に考えていくことを、講座の進め方とする。

【舞台美術論】舞台美術とは—搬入から搬出まで(田中英世)

舞台空間を作る素材、リアルな背景画から抽象的な構造物、幕類など必要とするものを舞台上に組み立て飾る。これに対応すべく舞台構造、設備が備わっているが、 その機構をどう使いこなすのか、さらに舞台上では危険と安全対策も大きな問題がある。こうした作業を具体的に検証し、さらに小道具、衣装、特殊効果についても考える。

【舞踊論】バレエ公演—バレリーナからの視点(尾本安代)

谷桃子バレエ団員として数十年に渡り体験した数々のバレエ公演、国内外の旅公演の話を通して、バレリーナから見たアーツマネジメントの話をいたします。

【音楽論】音楽プロデューサーって何?~音楽業界の行方(五月女京子)

なぜ音楽があるのか考えたことがありますか? 風の音、葉擦れの音、ものを叩く音、足音、車の音…etc.。 ただの「音」が「音楽」になるとき、そこには色々な意図が働いています。人間というのは便利なもので、聞きたくない音は聞かない(聞こえない)、 という便利な(?)機能を搭載しています。そして今、あなたの身の回りで鳴っている音楽は聴きたい音楽ですか? 本当に「聴いて」いますか? 今や、TV番組、コマーシャルや映画、ちょっとした効果音…その他.多くの音楽が、すぐに手が届くところにあります。 皆さんは、この世から音楽がなくなったら、と考えたことはあるでしょうか?なぜ今まで、なくならなかったのでしょう? 音楽は進化しているのでしょうか、それとも退化しているのでしょうか? 音楽が溢れている今、人の耳はどうなっているのでしょうか? あらためて「音楽に携わる仕事」を確認しながら、それぞれの内容の実例、様々な質問を交え、今、何が音楽に求められ、この先の音楽業界をどう進めて行けるか、を 考えてみたいと思います。

【経営論】スモールビジネス経営論(池田竜)

事業計画の作り方、キャッシュフロー、バランスシートの読み方など、経営に必要な会計や経理に関する基礎を学びます。

【経営戦略】文化事業の提案書作成(杉山倫啓)

文化事業を実現してゆくためには、魅力ある企画を提案し、プレゼンテーションを経て、組織の合意のもと、現実に向けて様々な調整と実務をこなしていかなければ なりません。また、企画の提案内容によっては、文化活動団体、アートNPO、アーティストなどと協働・連携して実施する場合もあります。 その場合の提案は、最終的に地域社会に還元し、継続性のある地域の文化事業として根付かせていくことが重要視されています。 どんな提案でも文化事業の収支構造は不採算がほとんどですが、その不採算性をどのように打開し、収支均衡を図る事ができるかを実際に提案書を作成しながら追及していきます。 企画を実現するための企画シミュレーションを行います。

【経営戦略】提案書のプレゼンテーション(杉山倫啓)

文化事業を実現するためには企画を提案し、自信を持ってプレゼンテーションをすることから始まります。そこで、企画会議や審査会形式の実践シミュレーションを 取り入れた模擬プレゼンテーションを行います。いかに審査員の心に響く提案書を作成するかが重要ですが、熱心に提案を行うだけでは、審査員は理解してくれません。 どうすれば審査員の琴線に触れるぷれぜんてーしょんができるのか、参加者全体でディスカッションも行います。実践を通じて、提案者の役割と責任を明確にしていきます。

【劇場論】文化施設の社会的役割と運営形態(杉山倫啓)

1980年代後半から1990年代前半までは、いわゆるバブル経済期の公共文化施設の計画・建設ラッシュの時代でした。これらの公共文化施設の多くは、 ソフトや機能が十分に活かされず、維持管理コストが増加し続け、自治体にとっては財政負担の要因となっています。現在は言うまでもなくバブル期と比べ、 社会的ニーズ、市民ニーズも変化し、求められる役割も多様化しています。 また、その運営形態も自治体の直営から民間企業を含む指定管理者の移行等、幅が広がりつつあります。そこで、これからの文化施設に求められる社会的役割 (担うべき使命)と運営形態の関連性や今後の課題等に触れながら文化施設の可能性を探ります。

【マーケティング】文化自主事業の企画と評価法(杉山倫啓)

文化自主事業の企画は、小規模企画から地域と密接に連携する大規模企画まで様々です。それぞれ、企画を実現させるために、コンセプトを設定する事から始まります。 例えば、「何のために」(目的)、「誰のために」(対象)、「何を企画し」(施策)、「何が得られるか・残せるか」(効果・成果)を明確化します。これらに焦点をあて、 企画の際のポイント等を総括的に解説します。 また、「文化自主事業の評価とは?」をテーマに、評価する側の立場によって、それぞれの観点にたった評価法について追求しつつ、文化自主事業を評価する事の 本質を探っていきます。

【広報・宣伝】ネットツールを使った広報・集客(薮下亜佐美)

戦略的なホームページの開設方法や運営、SEO(検索エンジン最適化)、googleアドワーズのようなリスティング広告など、チラシや紙面広告にとどまらないネット広報の基本ツールについて理解を深めます。

【公演事業・運営】舞台構造・ハード機能(伊集院正則)

東急シアターオーブの舞台裏を実際に見学します。舞台機構や装置についての知識を深め、責任者として知っておかねばならない舞台での心構えやタブーなども学びます。



※都合によりカリキュラムが変更となることがございます。


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